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浦河赤十字病院は、サラブレットが駆けまわる「丘と海のまきば」浦河町に位置し、この地域は海産物や農産物など豊かな食にも恵まれています。当院は80年以上の歴史と伝統を持ち、赤十字病院として人道の理念に基づき、地域の皆様の健康と生活を支えられるよう日々研鑽しています。近年は、病院だけで医療は完結できず、地域で完結することが求められています。看護部では、院内にとどまらず地域を含めて活躍できる看護職の育成を目指し、教育体制においては赤十字キャリア開発ラダーを基盤に、ステップアップしながら看護の専門性を発揮できる体制にも取り組んでおります。また、働き続けられる職場環境として、ヘルシーワークプレイスを推進すると共に、スタッフのやりがいを支えられる組織を目指しています。
私はこの浦河で生まれ育ち、地域から数多くの恩恵を受けて参りました。この地域に看護で貢献したいというのが仕事を継続するモチベーションでもあります。諸先輩方が築き上げてきた看護部を更に発展できる様、自身も研鑽して参ります。
看護部長 加藤 強
私達は人道の精神にもとづき患者さん一人ひとりが持っている力を十分発揮できるよう院内及び地域の方々と協働しその人らしい生活が送れるよう支援します
人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性の赤十字の基本原則に基づいて行動をすることを示します。
看護部理念に基づき、地域や社会のニーズに応えられるように看護部理念を実践する看護師の育成をめざし、看護職員個々のキャリアプランに基づきキャリア開発を支援する
新採用者研修・レベル別研修・各役割研修があります。
潜在看護師研修・就職後研修があります。
看護師募集パンフレットダウンロード出来ます。(PDFファイル)0歳児から3歳児まで24時間保育しています。
4歳以上の子供は町の幼稚園・保育所に通っています。
町では子育て支援や学童保育もあります。
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新人歓迎会・講演会・忘年会・新年会等企画され各部署との交流があります。
*旧棟では陣痛室と分娩室が分かれており、妊婦さんに移動して頂きましたが、新棟には「LDR」という部屋が設置されました。
部屋から部屋に移動することなく、入院から分娩回復期まで静かな部室で家族の方と過ごすことができます。
安心してお産ができるように、4階病棟職員一同お手伝いいたします。
人と協働・協力するための方法。
パートナーで仕事を行なうことで看護師が1人で仕事を抱えこまないで共に考えていくことが出来ます。当院ではDPS(DAYパートナーシップ)として取組み中です。
5階病棟は看護師・介護士・看護助手の三種の職種で成り立つ医療型療養病棟です。毎日の茶話会やお誕生日会の他、季節に合わせた様々な行事を行い、毎日職員・患者様の笑顔を大切に日々日常生活のケアに勤めています。患者様に合った退院をサポートするため、在宅や施設へ向けて他職種との連携を図り、個人に合わせたケアを提供しています。患者様との関わりを大切に、スタッフもまた日々カンファレンスを行って、よりよい看護を目指し頑張っています。
南館の最上階にある病棟で、眼下に広がるオーシャンビューが入院患者様そして職員の心を癒してくれます。
夏場は昆布漁の景色や、夜には漁火が見え、絶景を堪能できる入院環境は、管内唯一ではないかと思います。
7階病棟は内科、外科、整形外科の混合病院で病床数60床を37人の看護スタッフで守っています。
急性期、リハビリ期、終末期まで患者様は幅広く入院しており、手術前後の管理、呼吸器管理など様々な看護を実践しています。
平成26年度は病床利用率92.3%、平均在院日数15.6日と忙しい日々ですが、スタッフ全員がイキイキ、楽しく働いています。
7階病棟は、優しく、思いやりの溢れた看護を目指しています。
外来の中で、特に自慢の『小児科外来』です。壁一面にたくさんの動物たちが描かれ不調な子どもたちを癒してくれる空間です。まるで動物園みたい。
左写真は、外来で化学療法を受ける患者さまが使用する電動ベッドです。外来での化学療法は年間110件ほど行います。
右写真は、内視鏡検査を行うユニットです。
玄関テラスは2階までの吹き抜けと大きなガラスで明るく開放感があり、外来患者さまはここで寛いでいらっしゃいます。
手術室
手術室は、患者様に安全な手術を受けていただくことを目標に責任ある手術室看護を展開しています。手術室は3階に位置し3部屋あります。新病院となり2年が経過しようとしていますが、1部屋が大変広く、新しい環境の中で患者様を安心して迎い入れることが出来るようになりました。
主に、外科、整形外科、眼科の手術を中心に年間800件の手術を担当しています。スタッフ数は他の部署より少ない人数ですが、日々学習を重ね術前・術後訪問を徹底して実施しています。また、事故防止を図るため、どんな些細なことでも情報共有し次に生かすことやヒヤリ・ハットをたくさん体験することで安全な手術に繋がることを信じてやっています。
近年、患者様に低侵襲で行える鏡視下手術が増え、当院においても積極的に行われています。鏡視下手術は早期回復や早期社会復帰が可能であるため、患者様のQOL向上といった面からも注目されています。新病院になったと同時に内視鏡手術の機材や設備も充実させ、内視鏡専用部屋も出来ました。(写真は外科の手術中の光景です)
興味のあるかたは1度見学にお越しください。
平成26年4月より眼科の先生が着任され、白内障手術を中心に毎週火曜日、水曜日を手術日として実施しています。(写真は眼科の近藤先生が実際に手術をされているところです。)
眼科に関しても超音波白内障手術装置(Signature)が新しくなりました。医師・看護師のほか臨床工学技師さんもチームとなり協力して手術に向かっています。
血液透析(HD)と血液濾過透析(HDF)を主体に治療を行っております。
この機械は最新式で返血作業を自動で行ってくれます。技術の進歩は凄い。
透析治療実施中の場面です。
維持透析患者様は63 名。
患者様の平均年齢は75歳。
安全第一に心掛けております。
患者様の平均年齢は高いですが、スタッフの平均年齢は若いです。
一番後ろに見える人もワイプの4人も実在します。
透析に関する技術や知識も求められますが、より良い透析医療の提供をめざして相手の立場で物事を考え相手を大切にするマインドを持ち信頼関係を構築して患者さんに接するよう努めています。明るく心休まる対応で患者さんのセルフマネージメントを支えます。